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抽象柄24
  • 独修力とは何ですか?
    独学力とほとんど同じ意味です。独修力は、学問を修める「修」の字を使っています。独学というと誰にも教わらずに本から学ぶ、というイメージがあるかもしれませんが、「特定の師をもたずに、さまざまな本や人から学ぶ」という意味でとらえています。また、一人孤独に取り組むという意味ではなく「自分の意志で学ぶ力」です。人や本から知識を集めて整理し、アウトプットしながら継続的に学ぶ力」と定義しています。 将来の自立と幸せを目的とすれば、テストの点数や受験はあくまで手段であり、人生の通過点です。自力で学べる力をつけることは、将来のためでもあり、人生を豊かにしてくれるものでもあると考えます。
  • 何か特別なことをするのですか?
    独修力という聞きなれない言葉のせいで、誤解を招いているかもしれませんが、実はとても当たり前のことをご提案しています。 今やスマホでも見ることができる問題の解き方をわかりやすく教えるのではなく、自分で教科書を読み解き、問題集を解き、自力で知識や解き方を理解できるように学びのプロセスや思考法などのメソッドを教える、ということです。それを塾の中で練習しながら身につけてもらいます。 もちろん知識を教えられることに慣れてしまっていると最初は難しいかもしれません。そこで、自分でできるようになるまでは内容の解説や問題の解き方も教えます。ステップをふんで学び方を身につけてもらい、徐々に教える割合を減らしていき、自分なりの学び方を工夫してもらいます。 ​独修力を身につけるのは、将来のためでもありますが、もちろん受験にも役に立ちます。
  • 勉強は苦手なので独修力を身につけるのは難しいですか?
    独修力というと特別な能力と思われるかもしれませんが、赤ちゃんでも持っている力です。赤ちゃんは、お母さんとの対話の中から、独力で言葉を学びます。つまり、勉強ができるできないに関わらず、誰でも本来持ち合わせている能力です。 しかし、レールを敷かれて管理され、教えられることに慣れすぎ、自分で学び方を工夫しないでいると衰えていきます。しばらく入院して寝てばかりいると、足腰が弱るのと同じです。 もちろん練習すれば取り戻せますので大丈夫です。
  • 独修力を身につけるのは中学生からで間に合いますか?
    中学生からで十分間に合います。 中学校からは、抽象的な概念を学ぶ学問へ徐々にシフトしていきます。特に数学がそうです。実社会も抽象度の高い概念(コンセプト)を扱う世界です。また、心理学者ジャン・ピアジェによれば、個人差はありますが、抽象的なことや仮定について考えられるようになるのは11才くらいからとのことです。 そのため抽象的な概念を学ぶのは小学校6年生くらいからがいいと考えています。むしろ、早すぎると、人によっては、苦手意識を植えつけるリスクもあると考えます。
  • 誰でも教科書を読み取れるようになりますか?
    私は大学時代に人工知能を研究する研究室にいました。そこで感じたことは、人間の脳というのはとてつもない能力をもっている、ということです。人の言葉を聞き取り答えを返す、という単純なことでさえ、コンピュータに教えるには膨大な試行錯誤が必要でした。人間はさらに並列で、肺と心臓を動かして呼吸をし、食べ物を消化し、指を動かし、歩き、体に入ったばい菌をやっつけ、友達との関係に思いをめぐらし、100円玉が落ちた音に瞬時に反応できます。 そのため、教科書を読み取る程度の能力は間違いなくすべての子に備えられているといえます。私も中学時代勉強が全くできない時期がありました。どんな人でも、当時の私を見たら、こいつはダメだと思ったはずです。しかし、中3ではちゃんと教科書を理解できるようになりました。 そういった経験からも、もし教科書の読み取りができないとしたら、能力の使い方を知らない、慣れていない、過去に習った知識の理解が曖昧、あるいは、やりたいと思えないだけです。能力自体には問題はないと考えております。
  • 受験に対応できますか?
    入試問題をみてわかることは、読解力や考える力、適切な表現のしかたなど、基本的な力を身につけていれば、あとは知識を理解して記憶し、知識の使い方、時間内に問題を解くことに慣れるだけです。また当たり前のことですが、いくら受験といっても500点満点を取らなければどこにも受からないというわけではありません。 柴塾では1、2年生の間は定期テスト対策をしながら、自力で学ぶ方法と、思考力などの基本的な能力をしっかり身につけてもらいます。難易度の高い問題を素早く解く受験のテクニックを知るのは部活を引退してからでも大丈夫です。部活で培った集中力で急激に伸びる子もいます。逆に、早いうちからテクニックの習得をめざしすぎると、本質的な理解に至らず、将来役に立たないだけでなく、思考力が必要となる2020年からの新しい受験には対応できないだろうと考えています。
  • 定期テスト対策はしてくれるのですか?
    過去の傾向からテストに出そうなところを提案したり、対策用の問題をやってもらう、という従来型のテスト対策はしません。その代わり、PBL:プロジェクトベースドラーニング(自律的な問題解決・意志決定・情報探索などを通じて解決を目指す学習方法)を用いてテスト対策をしていきます。知識の習得だけでなく、インプット力(読む、聴く)、思考力、アウトプット力(書く、話す)も身につけてもらう形です。つまり、社会で役に立つ基本的な能力を身につけられるやり方でテスト対策を行います。もちろん結果的に問題を解く力を上げる効果もあります。 テストの結果を目的に勉強をすることを「結果目的型の学習」とすれば、学習の過程で学ぶ能力に焦点を当てることは「プロセス目的型の学習」といえます。柴塾は、学ぶ力が身につけばテストの結果も付いてくるという考えであり、学びのプロセスを楽しむほうがいいと考えているため、後者を採用しています。
  • 個別指導はありますか?
    知識を伝達してもらう、テストで点数を取ることを目的とするのであれば、自分の習熟度に合わせて指導してもらえる個別指導は適しています。しかし、テストを超え将来につながる学びを得るためには個別指導では足りないと考えています。 柴塾では、先生と生徒という関係だけでなく、生徒間での学びの効果を大切にしたいと考えております。自分の理解や考えたことを、グループワークやペアワークなどを通して説明する中で、友達から刺激を受け、他人の視点を知り、それによって知識が整理され、深く学べると考えます。これは、真新しいやり方ではなく、松下村塾などでも行われていたと言われているやり方です。そして、2020年以降の教育制度改革にも通じています。 ​なお、演習の時間には個別に指導を行いますし、テスト前のオンライン自習室では可能な限り個々に対応しています。
  • なぜ教科書を使うのですか?
    1つ目の理由は、学校のテスト対策になるためです。内申点にもつながる学校のテストは教科書とワーク、授業の内容が重要です。学校と同じ教材を使って繰り返し学ぶことで記憶に定着しやすくなるため効率的です。もちろん、足りない部分は市販の問題集も活用します。 2つ目は、特に県立の受験対策としては、一握りの高校を除き、教科書にある知識で十分だからです。難しい問題も、教科書にある知識の本質的な理解ができていれば、その組み合わせと利用のしかたを知ることで対応できます。また、難関高に課される特色検査は、美術や技術など副教科の教科書を読んでおくことが役に立ちます。トップ校を目指す子のみ別途問題集をやってもらいます。 3つ目は、教科書というのはよく練られており、単純に内容がいいためです。人類の叡智のほんの一部ではありますが、一般教養として人の幅を広げてくれると考えます。間違いが含まれていることがありますが、研究が進むことで修正されていきます。 4つ目は、教科書は適度に読み取るのが難しいからです。わかりやすくまとめられている参考書はテスト対策にはいいのですが、読み取る力をつけるには向いていないと考えます。 5つ目は、教科書の学び方によっては、将来につながる基本能力を身につけられるためです。
  • 教育に大切なのは効率性ではないのではないですか?
    「効率に」という言葉をいくつか使っているため誤解を招いているかもしれません。 ​柴塾では、将来にもつながる能力の獲得については、しっかりやるべきと考えます。そのためのカリキュラムをご用意しています。しかし、計算練習、漢字の書き取り、歴史の年号の丸暗記など、ほとんど受験にしか使わないことは可能な限り効率化したほうがいいと考えます。 そのためには、単に根性論でたくさん勉強をするのではなく、脳のしくみを活用したり、学校の授業の中で可能な限り覚えたり、といった形で、効率化を図るのがいいと考えます。 自分の将来のためにしっかり学ぶべきことは学び、効率化すべきところはして、学生時代を謳歌してもらいたいと思います。それはAI時代にはかけがえのないものになると思います。

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