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抽象柄22

小学クラス

個性を活かしながら

知的好奇心を刺激する

小学校3、4年生まではまだまだ子供でフワフワしていたのに、5、6年生になると、自我も強くなり、雰囲気が変わってきた。

「様子を見ていると、友達とワイワイ遊んでいるだけでは、何か物足りなく感じているようにも思う。そろそろ何か新しい刺激が必要になってきているのではないかな? でも、個性を大事にして育ててきたので、がつがつやらせたいわけでもない。「勉強がすべて」というような価値観も植え付けたくないし、できたら個性を伸ばして将来につなげてあげたい。」

そんな子達に、ドリルの反復練習をやらせるのではなく、知的刺激のあることを提供し、楽しくやりながらも中学への準備もできたら。

 

他であまりやられていない頃から試行錯誤しながら形にしてきたのが柴塾流のスタイルです。

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柴塾流 読書教育

大人になってからの勉強は、問題集を解くのではなく、自分で課題を見つけ、その課題を解決するために、主に本から学び、実践し、さらに学ぶというようなスタイルです。

そのため、柴塾では「読書教育」というのを大事にしてきました。

読書を通して本と対話し、読んだ内容を1枚の紙に整理し、それを言語化する。そして仲間たちと会話をする中でさらに自分の価値観を相対化する。

 

国語の勉強ほど堅苦しくなく、でもおさえるべきところはおさえて、ワイワイ会話を楽しみながら、情報整理のしかたや言語化を磨く。そんなことを大事にしてやっています。

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思考力をみがくおもしろ算数

算数の計算問題を解くのは大事ではありますが、中学以降必要ない単元があったり、やり過ぎると退屈で嫌になってしまったりする子も出てきます。

 

でも、数学の背景となる仕組みをさりげなく伝えられないか? そんな中で考えたのが、少し骨のある問題を皆でワイワイ解くというスタイルでした。

例えば、「1から100までの和を1分以内に計算する方法は?」「カレンダーにひそむ数の法則は?」など、解法を覚えて適用するのではなく、答えに至る解き方を考えてもらうという形です。

​これらの課題は、最近の中学の教科書にも入って来ており、直接中学のテストに役立つようにもなってきました。

皆で試行錯誤

さまざまな現象を体験

月に一回を目安に、化学、物理、技術・家庭に関係したさまざまな実験を行っています。

 

実験の背景にある知識を伝えることで、楽しいだけでなく、しくみにも興味を持ってもらえたらと思っています。

 

小学生のうちに実験の中で体験しておくと、中学の理科でしくみを勉強した時に、理解しやすくなると考えています。​

哲学的・心理学的対話

小学5、6年生にもなると、思春期が始まる子も出て来て、友達との間でいろいろな悩みが出てくるものです。特に女の子は精神面の成長が早いため、なんかモヤモヤするやりとりにでくわすことが増えるようです。

 

そんなときに自分を見失なわないためには、自分の感情や思考を俯瞰し、可視化し、感情のコントロールが出来るようになることが大切です。

 

実は、子供たちの勉強の妨げになること第一位は、イライラや不安、めんどくさい、嫌い、などのネガティブな感情にあると考えています。それらの感情が制御できなくなることにより、勉強どころではなくなることもあるのが、思春期の特徴だからです。

 

柴塾では、長年塾長がビジネスの現場で揉まれる中で必要に迫られて学んできた心理学やコーチング、ファシリテーションなどの知見を活かして、さまざまな題材をもとに皆で対話を行い、感情のコントロール方法について学んでもらっています。

中学への準備

一般的に、中学の勉強の準備というと、計算をしっかりできるようになっておくとか、漢字を覚えておくこととか、中学の知識の先取りをすることなどが大事と思われるかもしれません。

もちろんそういう面もあるのですが、小学校で習う計算などは、中学生がその気になれば短期間でできるようになるものです。

むしろ、中学で多くの子がつまづいているのは、情報や意見を整理すること、レポート課題を書くことや意見の発表、長い文章を読むことや思考力が必要な問題を解くことなどです。これらは短期的に鍛えるのが難しく、本質的な力が必要となることでもあります。

深い考察やおもしろいアイデアを求められる今の中学のレポート課題では、パターン演習的な勉強では、Aマルの評価(内申で5相当)が取りにくいともいえます。

そんなとき、柴塾の小学クラスでやったような、問題の背景にあるしくみを考える習慣や、自分の思考を整理して言語化するといったことが生かされてくると考えています。

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