
小学クラス
個性を活かしながら
知的好奇心を刺激する
もともと子どもたちには、それぞれに生まれもった個性があり、それを生かした仕事につけるのが最も幸せに近いといえます。しかし、やらされている中では、自分の個性に気づきにくくなります。
また、小学生のうちは、最も大切なことは、友達と遊ぶ中で社会性やコミュニケーション能力を磨くことと考えます。それらは磨くのに時間がかかり、逆に、ドリルの反復練習など、中学生がやればすぐに取り戻せるためです。
知的刺激のあることを提供し、楽しくやりながらも大事な能力を身につけさせてあげ、中学への準備もできたら。そんな試行錯誤の中で形にしてきたのが柴塾流のスタイルです。

柴塾流 読書教育
本から学ぶ力を
大人になってからの勉強は、問題集を解くのではなく、自分で課題を見つけ、その課題を解決するために、主に本から学び、実践し、さらにそこから学ぶことです。
そのため、柴塾では設立以来「読書教育」というのを大事にしてきました。
読書を通して本と対話し、読んだ内容を1枚の紙に整理し、それを言語化する。そして仲間たちと会話をする中でさらに自分の価値観を相対化する。
国語の勉強ほど堅苦しくなく、でもおさえるべきところはおさえて、ワイワイ会話を楽しみながら、情報整理のしかたや言語化を磨く。そんなことを大事にしてやっています。

卒業生の親御様
本当に通わせて良かったと心から思っております。最も印象的だったのは、息子が「なぜ?」「どうして?」と疑問を持っていろいろな方法で調べ始めたことです。与えられた課題をこなすだけでは得られない深掘りが、柴塾に通うようになってからやれるようになり、自分で調べ、考え、挑戦したり、また発表することを楽しむようになりました。
毎回、とても難しいテーマを勉強してきた塾の帰りには、すごい勢いで嬉しそうに説明してくれたことを思い出します。
「もっと知りたい」という気持ちが自然に湧いてくるようになったのは、先生が息子の好奇心を大切に育ててくださったからだと思います。
また、発表や挑戦する機会を多く設けてくださったおかげで、人前で自分の考えを伝える力も身につきました。これは現在の海外の高校での生活でも大いに活かされ、世界に出て行きたい、行ける、という自信を持てていることにもつながっているようです。
思考力をみがくおもしろ算数
粘り強く考える力を
算数の計算問題を解くのは大事ではありますが、中学以降必要ない単元があったり、やり過ぎると退屈で嫌になってしまったりする子も出てきます。
でも、数学の背景となる仕組みをさりげなく伝えられないか? そんな中で考えたのが、少し骨のある問題を皆でワイワイ解くというスタイルでした。
例えば、「1から100までの和を1分以内に計算する方法は?」「カレンダーにひそむ数の法則は?」など、解法を覚えて適用するのではなく、答えに至る解き方を考えてもらうという形です。
これらの課題は、最近の中学の教科書にも入って来ており、直接中学のテストに役立つようにもなってきました。

卒業生の親御様
うちの子が柴塾すごくお気に入りで嬉しそうに授業の内容を話してくれます。じっくり考えられるのがすごく合っているみたいです。
さまざまな現象を体験
試行錯誤の中に学びがある
柴塾ではシナリオの決まった実験で現象を確認するのではなく、「うまくいくためにはどうすればいいのだろう」と皆でワイワイ試行錯誤しながら取り組むスタイルの実験や、グループワークを定期的に行っています。
安全な環境の中で失敗をし、そこからの学びを大切にしてほしいと考えています。

卒業生の親御様
おかげで楽しんで授業を受けているようで、その日の内容を教えてもらうのが、親としても楽しみになっております。
哲学的・心理学的対話
複雑な世の中を生きる指針
小学5、6年生にもなると、思春期が始まる子も出て来て、友達との間でいろいろな悩みが出てくるものです。特に女の子は精神面の成長が早いため、なんかモヤモヤするやりとりにでくわすことが増えるようです。
自分を見失なわないためには、自分の感情や思考を俯瞰し、可視化し、感情のコントロールが出来るようになることが大切です。
実は、子供たちの勉強の妨げになること第一位は、イライラや不安、めんどくさい、嫌い、などのネガティブな感情にあると考えています。それらの感情が制御できなくなることにより、勉強どころではなくなることもあるのが、思春期の特徴だからです。
柴塾では、長年塾長がビジネスの現場で揉まれる中で必要に迫られて学んできた心理学やコーチング、ファシリテーションなどの知見を活かして、さまざまな題材をもとに皆で対話を行い、感情のコントロール方法について学んでもらっています。

中学への準備
一般的に、中学の勉強の準備というと、計算をしっかりできるようになっておくとか、漢字を覚えておくこととか、中学の知識の先取りをすることなどが大事と思われるかもしれません。
もちろんそういう面も否定はしないのですが、中学生がその気になれば短期間でできるようになることが多く、むしろやりすぎて勉強嫌いの子を増やしている面があります。
むしろ、中学で多くの子がつまづいているのは、情報や意見を整理すること、レポート課題を書くことや意見の発表、長い文章を読むことや思考力が必要な問題を解くことなどです。これらは短期的に鍛えるのが難しく、本質的な力が必要となることでもあります。
深い考察やおもしろいアイデアを求められる今の中学のレポート課題では、パターン演習的な勉強では、Aマルの評価(内申で5相当)が取りにくいともいえます。
そんなとき、柴塾の小学クラスでやったような、問題の背景にあるしくみを考える習慣や、自分の思考を整理して言語化するといったことが生かされてくると考えています。
